月別: 2017年2月

評判の良いはんこ屋

かつて関門海峡は渡し船で結ばれていました。最も古い文献では、文明十九年(1486)大内家壁書に「下関・小倉は3文」「下関・門司は1文」などという渡し賃が書かれています。笑っちゃうのは、馬1匹は15文で、犬は10文。犬を渡し船に乗せて渡す需要がそんなにあったのでしょうか。明治四十三年には山容鉄道株式会社が汽船による渡しを開始しました。
明治二十八年に工学会誌に橋梁建設の論文が掲載されます。橋かトンネルか渡船か、の議論は続けられました(橋だと爆撃や艦砲射撃に弱いし、菊のご紋章をつけた帝国海軍軍艦を橋の上から見下ろすのは失敬、という意見もあったそうです。「利休の木像の足の下を秀吉が通る」の現代版?)。そういえば明治時代に全国に鉄道を敷設するのにも、「本線」を海岸に設置したら敵の攻撃(艦砲射撃や上陸)に弱い、と軍部が難色を示していましたっけ。そういうことを気にしなくてすむ「平和」というのはありがたいものです。

大正はじめに橋とトンネルの見積もりが出て、トンネルの方が安い、と結論が出され、帝国議会で予算がつけられました。しかし、経費はどんどんかさんでいきます。
鉄道トンネルと国道トンネルの競合に関して、鉄道省と内務省での競合もあったようですが、ともかく、中国での戦争が深刻になったのにもかかわらず、というか、戦争があるからこそ運輸が大事、ということでしょうか、トンネル工事は進められます。

印鑑を作成in横浜

二次元では正方形、三次元では立方体、では四次元で“それ”にあたるものは? もちろん私たちは“それ”をじかに認識することはできません。ただ、四次元の超立方体を三次元に投影したものなら、たとえばパリの新凱旋門があります。
でも本書の舞台は、パリではなくて、マニラです。脳が溶けそうなくらいの暑さの中、船員のショーンが時間を潰しています。闇世界を支配するドン・ペペは車の渋滞に苛立っています。ショーンがドン・ペペに呼び出されたのは、明らかに人が殺された形跡のある「ホテル」の一室。そこで偶発的に撃ち合いが始まってしまいます。
その撃ち合いの音が聞えるところで、パンクした(パンクさせられた)車のタイヤを交換しているのはローザの夫。そこでローザが若かった頃のエピソードがカットバックで次々混ぜられ、話はまるでシチュー鍋の中身のように。
そして、ローザの家に、ショーンが飛び込んできます。銃弾を引き連れて。

ローザの夫の車をパンクさせたのは、マニラのストリートチルドレンでした。そこでもまた別の物語が語られます。エアコンの効いたバスで父親と一緒にマニラに出てきたら、そこで父親が消えてしまったヴィンセント。そのヴィンセントに上から襲いかかることが好きなトトイ。二人の夢を金を払って収集するのはアルフレッド。ヴィンセントがよく話すのは父親の夢を見たということ。彼が本当にその夢を見たのか、夢を見たと思っているのか、それはアルフレッドにはわかりません。

横浜のはんこ屋を紹介

子供の時木登りをしていて地面を見ると、木と自分の影がくっきりと映っていました。そこでいろいろ空想をします。もしも下からボールを投げられたら、当然地面ではボールの影が私の影に近づくわけです。しかし、そのボールの影は、私に命中して跳ね返ることもあれば命中せずに私の影を通りすぎてしまうこともあります。もしも「二次元世界の住人(影としての生命体)」がいるとしたら、これはとても不思議な現象でしょう。なにか確率的にボールは人体を通過することがあるのか、と思うかもしれません。
ちょうどそのころ『五次元世界のぼうけん』という本を読んでいた頃なので「次元」の不思議に心奪われていた少年の夢想です。

で、三次元を二次元に投影したから、こういった影の世界の不思議が生じるわけです。それは次元が少なくなったことによって多くの情報がそこでは表現できなくなったから。では四次元の世界を投影したものがこの三次元だとしたら、私たちが見ていると思っている世界は、一体どのくらいの次元の情報が欠落したものになっているのでしょうか。これは少年の私には手に余る難題でした。今の私にも難題ですが。

即日発送の印鑑

「黄金比は本当に美しいのか?」という“挑発”から本書は始まります。黄金比は「1:約1.62」で、その比率は一般的な名詞やキャッシュカードに採用されています。白銀比というのもあって、これは「1:約1.41(正確にはルート2)」で、A版やB版の紙(ノート)の比率です。

正方形から非常に細長い長方形まで、様々な四角形のどれが美しいと感じるかの調査では、欧米人では「黄金比」を選ぶ人が多かったのですが、日本人では「正方形」が人気でした。
円・楕円での欧米人での調査では、1:1.5の楕円が一番人気でした。日本人の調査は現在計画中だそうです。ただ、この調査での楕円は横長のものが並んでいますが、これを縦長に置いたらまた違った印象になるのではないか、というのが私の予想です。

では「顔」は?
女性芸能人の「顔」写真を並べて、誰が美しいか、の大規模調査を著者は行いました。ヘアスタイルは変化するので、写真で「髪に隠されていない顔面部分」だけに注目して縦横の「比率」を出すと、正方形タイプ(縦横が1:1)の人には「美人」と答える人が少なく、黄金比タイプ(面長)の人を「美人」と答える人が多い傾向が見られました。ちなみに「モナリザ」の顔も黄金比だそうです。アンケートでは、正方形タイプは「可愛い」「子供っぽい」、面長タイプは「美しい」「大人」という印象を持つ人が多かったそうです。ということは、可愛く見せようと思ったら、前髪を垂らして顔を正方形タイプに見せる、という戦略もありそうです。

印鑑屋を選ぶときのポイント

巨大な彗星が地球に接近するたび、世界のあちこちでパニックが起きました。1910年のハレー彗星接近では、史上最悪の彗星恐怖症が世界に流行しました。「科学が進歩したら迷信は退く」と“知識人”はなんとなく信じていました。

しかし、分光写真によって「彗星の尾に青酸ガスが含まれている」という発見があり、精密な軌道計算によって「最接近時に地球がハレー彗星の尾を通過する」ことがわかり、その“合わせ技”で「地球生物はハレー彗星の青酸ガスで死滅する」と人びとはパニックになりました。「科学」によって恐怖症が煽られたのです。
さらにその恐怖を煽ったのはマスコミです。つまり、「科学」と「マスコミ」の合わせ技ですね。

当時のイギリスは、ビクトリア時代が終わって性的に自由なエドワード時代。アメリカではセオドア・ルーズベルトが国を変革していました。日本では日露戦争が終わって5年。ウィーンではジグムント・フロイトが地歩を固め、アドルフ・ヒトラーは絵を描くことに飽きて新聞の政治面を熟読していました。